【つぶや記】文化通信2021年8月30日付

2021年8月30日

 湿った匂いで思い出す蒸し暑い小学校の教室。経緯は思い出せないが新聞係となりガリ版に向かい精をだしていた。ガリ版刷りの経験者いらっしゃいますか?蝋を引いた薄紙をヤスリ版の上に置き、鉄筆でガリガリと字や絵を書き、蝋を削る。謄写版でインクを引き、わら半紙に印刷する。生意気にもレイアウトに苦労したことだけは覚えている。

 

 新聞と言えば、一つ年上の容姿端麗頭脳明晰な女子。その当時は少数派の中学受験において、新聞の社説を毎日読み、見事国立大付属中学に合格した時には、学校中で一瞬ではあるが、新聞に皆興味を抱いた。

 

 そして我が家では夏休みに兄弟3 人で暑い畳の上、模造紙を持ち出し「壁新聞」を作ろう!夏休み中に3 回は発行したと記憶する。怖いもの知らずの我々は道路に面した塀に貼りだした。ご近所から微妙な反応を頂いたと思う。

 

 意外にも新聞との思い出はまだまだ浮かんできます。

 

【田中】