【つぶや記】文化通信2022年2月15日付

2022年2月15日

 知人の「初笑い」エピソード。1月初旬、夜のニュース番組、トップは新型コロナ、1ヵ月後に迫った冬季五輪、ウクライナ情勢、と思いきや、キャスターの第一声は「東京に雪が降りました」。

 

 中継に切り替わり、リポーターが「〇〇駅前です」と始まり、「帰宅の人たちが足元を気にしています」。カメラが引き、通行人を映す。しかし、視聴者は「えっ!? 雪降ってないけど…」。さらに映像が引き、道路も積もっていない…。歩道が映し出されたときようやく片隅に雪が…。知人は大爆笑したそうだ。「東京は雪が降ったことないの!?」、「これがトップニュースなの!?」。関東ローカルならまだしも、全国ネット。東京以外の視聴者はずっこけたのでは。

 

 「東京のニュースを流しておけば問題ない」というバブル世代TV マンの思考か。同じ世代で、耳が痛い。新聞の1面、テレビのトップニュースでセンスが問われる。肝に銘じたい。

【堀】