その日も散策にでかけました。生憎の小雨模様の中、住宅地を歩いていくと、見慣れない鳥が目に入りました。緑色の羽毛に赤い嘴という姿で、雨を避けるかのように、住宅の軒下から出ている電線に二羽止まっていました。
住宅地で目にする鳥もそこそこの種類がありますが、浅学菲才の身にはその鳥は判りませんでした。後日撮影した画像で調べてみると、それはペットが野生化したとされるワカケホンセイインコの特徴を兼ね備えていました。外来種が野生化しているとの知識はありましたが、住宅地で実物を目にするとは…… 。
折しも、外来種の規制強化についての改正法案が閣議決定され、法制化されるとの報道がありました。本来の生息域から連れてこられ、ペット(飼育下)からフリー(野生化)になると、今度は彼らが生きていくことで生態系への影響が懸念される、とはむつかしい問題。彼らを(は)、どう……………
【近藤】