八重洲ブックセンター本店が来年3月で閉店というニュースは書店文化の光が一つ消えるのか。と息が詰まったけれど、高層ビルへの再開があるとの事で少し安心した。でも、私が寂しいのは、あの丸い柱が中2 階の喫茶コーナーまでのびる特徴的な建物が無くなってしまうのが、残念でならないのです。
これをきっかけに「文化」とは?広辞苑を引くと「文徳で民を強化する事」「文徳」ってなんですか?その後眠れぬ夜を過ごす。音楽、美術、建築、言語!ありとあらゆるものが文化であると推察された。そうなると個々の人間そのものが伝統に培われた文化そのものなのか?一刻一刻変化していく世の中。一言で文化は語れないと実感した。
秋の空、芸術に相応しい季節と言われている。清々しい気持ちで音楽に邁進することを誓うのです。図書館よりも八重洲BC の蔵書を閲覧していた時期が懐かしい。またお会いましょう。
【田中良子】