「秋深き隣は何をする人ぞ」芭蕉は旅行中体調を崩し、この句を詠み数日後に亡くなった。という情報がこの分野がいたって苦手な私の頭にも残っていて、秋の寂しさが増す気分になっています。
とはいうもののへそ曲がりは秋の終盤から冬極寒が大好きです。枯れ葉を踏む音、冷たく物悲しい雲や風が私の心をくすぐり、ざわざわっと感傷的になるのが好きなんです。秋にピッタリな歌曲と言えば作詞:野上彰、作曲:小林秀雄による「落葉松」( からまつ) ♪落葉松の秋の雨に私の乾いた目が濡れる♪曲は徐々に静かにジワジワと盛り上がります。軽井沢の落葉松林の秋をイメージしたと言われている詞と相まって秋の小さな涙を誘います。
さてさて今年はそれほどセンチメンタルにはなっていられません。今回秋開催になった『サッカーワールドカップカタール大会』はもちろん、ドイツを応援して優勝を目指し頑張ります。
【田中良子】