40 年以上も前に伺った、今となっては本当かどうかもわからない話です。高名な作家の原稿を読んだ担当編集者が、これは間違いだろうと思い、その作家の処に確認に行ったといいます。担当編集者の、間違いでは、との指摘に対しその作家は、来ると思ったがとしたうえで、間違いではないと言い、典拠となる資料を見せてくれてたということです。
文章を書く際に、可能な限り調べるなどして、間違いのないように注意をして作る人がいる例と捉えました。が、仕事をしていると単純な変換ミスだけではないな、と感じる文章もままありますので、そうでない人もいるのかもしれません。
とはいえ前述の例を勘案すると、間違いでは、とは思っても勝手に修正はできない気もします。変換時の間違いと思しきものならともかく、固有名詞などとなると、判断に悩むところです。さらにその確認をする時間もないとなると、さて………
【近藤勲】