先輩カメラマン、今日はロケということで戸越銀座に誘われた。都内には「◯◯銀座」という名を冠した商店街が何か所かあるが、ここ戸越の商店街の戸越銀座が最初らしい。
銀座が付くようになったのは、それなりのワケがあったよう、震災後、銀座(中央区の本当の銀座)の道を補修するにあたり、それまで敷かれていた煉瓦が大量に不要になったそうで、それを戸越の町がもらい下水の工事に使ったことから。それにちなんで、戸越銀座の名前をつけたらしい。(感謝を込めてなのか、ちょっといい話)。
ところでこの町、名前に負けずなかなかおもしろい。第二京浜をはさみまっすぐ1 キロも続く長い商店街、そんなに長いので八百屋も、魚屋も、花屋も、何軒ずつもある。競争原理がはたらくのか、みんな活気が戻ってきて楽しい。人も大勢歩いている、気取ってないいい町だ。撮影も順調、順調、いい写真が撮れました。
【岩元茂】