某月某日
宮内義彦さんと岩谷産業・牧野明次会長とのランチ対談に同席。
カセットコンロでお馴染みの同社だが、日本で唯一の液化水素メーカーであり、長年培った水素技術でFCV(燃料電池自動車)の水素ステーションの設置など低炭素水素エネルギー社会の実現に先進的に取り組んでいる。政府の「水素基本戦略」でも、今後15年間で15兆円を投資することになったと、牧野会長の話に熱が入る。
食分野では、液化窒素を使った食品の冷凍(鮎の目をなんとか透明にしたかった)や、酸素ガスによる陸上養殖、炭酸ガスの制御技術による光合成促進など、「ウチはなんでもガスなんです」と。
お二人ともに関西人らしい気さくな人柄で、笑いが絶えない。
某月某日
くまざわ書店グループのゴルフコンペで八王子カントリークラブへ。直前まで強い雨の予報にレインウエアとハーフでの着替えまで持参するが、スタートした途端に上がり、薄日が差すほどに。「初参加で難コースゆえ…」と、苦しい言い訳で"百八煩悩"を祓う。
諸処で行き届いた心配りに感心する。車で行ったためにありつけなかった、熊沢真社長が自らふるまうバランタイン17年のハイボールがウマそうだった。ベスグロは池田書店・池田士文社長に競り勝った新文化通信社・丸島基和社長で、「上手な人しかチャンスがないから」(激しく同意)という熊沢宏(専務)ルール委員長?裁定で毎回賞品はなし、栄誉を讃えるのみ。
11月22日には第3回となる弊社コンペを富士裾野で開催する。前泊組は三島駅前の大衆居酒屋での「前夜祭」、そして当日のプレーと「アフター」をお楽しみいただきたい。「いい夫婦の日」でもある。女性も歓迎!奮ってご参加を。
某月某日
牛尾治朗さんが亡くなった。覚悟はしていたが、とっぷりと寂寥感に襲われる。亡き父との親交も厚く、公私ともにお世話になった。京大医学部に入学するも、解剖実習に音を上げて東大法学部へ。根っからの"坊ぼん"は、誰からも愛されるチャーミングな人だった。
「安酒を飲むな、いい酒を飲め」(いい飲み方をすることで品性が養われる)、「縁尋機妙」(縁が縁を呼ぶさまは何とも妙なもの)など、たくさんの言葉をいただいた。けだし、「おてんとうさまのひかりをいっぱい吸った あったかい座ぶとんのような人」(あいだみつお)であった。一陣の風去りぬ。合掌
【代表取締役・山口健】