毎年この時期、大量の汗をかきつつ真っ黒に日焼けして菜園から帰ってくる様子を見かねてか、父の日に娘が空調服を贈ってくれた。聞きなれない言葉だが、工事に携わる人がよく着ている、背中にファンが２つ付いているあれだ。体の表面に風を送って汗の気化を促すことで、体温と体感温度下げることができるという。梅雨の多湿期や気温35度の炎天下では涼しいとまでは言えないものの、汗の量は明らかに少なくなった◆それにしても、暑さはストレスなのかな？ 確かに梅雨の暑さは不快指数が上昇する。最近も連日のように「危険な暑さ」を耳にし、二言目には「暑いですねぇ」と顔をしかめながら言葉を交わす。でも、この季節はそれほど嫌いでもない。ひと風呂浴びた後の冷えたトウモロコシや枝豆、塩とごま油をあえたきゅうり、そしてビール！一瞬の天国を感じる季節でもある。今日も汗をかきつつ収穫に勤しんでいる。【櫻井俊宏】