【つぶや記】2024年7月16日付

2024年7月16日

 【私の夏の風物詩】スイカ、風鈴、打ち水、涼しげな絵画、涼しい音楽。スイカはそれほど好んで食べていませんでしたが、この酷暑続きにはその魅力に取りつかれています。最近のマンション住まいは風鈴がうるさいと苦情がでる世の中。打ち水では全く事足りない温度。数年前までは銀座あたりで浴衣を着た人たちが、お水を撒く光景のニュースがあった気が◆数年前、目的の絵画展のお隣で開催されていた絵に吸い寄せられた、日本画家:岩谷晃太。月と稲妻を黒い画面に輝く白で表現したその絵は、ヒヤッとそして凛とした美しさに暑さを忘れます◆「エステ荘の噴水」はリストが20代から60代にかけて作曲した「巡礼の年」の中の一曲です。フランスやイタリアを訪れた時の各地の印象をつづった、たくさんのピアノ曲。イタリアの美しい庭園の噴水を表現したその曲は、水のきらきらと輝く音が優雅で涼しさ満点です。【田中良子】