【つぶや記】2024年12月17日付

2024年12月16日

 12月と言えばどうしてもクリスマス!そんな思い出の中、今年は谷川俊太郎氏の訃報を受け色々なことを思い出しました◆私と弟が中学生だったころ、今更母が教育に目覚め、「英語」をどうにかしたいと、雑誌「Snoopy」を年間購読し始めました。訳詞が谷川氏だと意識したのはずいぶん後のことです。クリスマスの絵と詩が印象深かった!◆英語よりも音楽に目覚めた姉弟は武満徹という作曲家を知り、歌の作品の中に谷川氏の詩を目の当たりにし始めるのです。たくさんの歌手が歌う曲「死んだ男の残したものは」はベトナム戦争時の反戦歌だと記憶しています。谷川氏特有の誰もが分る簡単な単語を並べた詩に心をえぐられます。私は悲しすぎて歌えません◆「鉄腕アトム」の主題歌から始まり、シャンソン風な曲へも谷川氏の作品はマッチします。緊急重版された谷川氏最期の翻訳絵本『クリスマスはいっしょの時間』読みます!【田中良子】