株式会社KADOKAWA
狂言誘拐に手を染めた兄弟が、人生をかけて守ろうとしたものとは?
倒叙ミステリに新たな傑作誕生!
株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区)は、降田天氏の最新小説『朝と夕の犯罪』を2021年9月29日(水)に発売しました。
2018年に「偽りの春」で第71回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した降田氏。受賞シリーズ初の長編となる本作は、真実を見抜く交番巡査・狩野雷太が、狂言誘拐に手を染めた信頼しあう兄弟に迫っていく倒叙ミステリです。犯人および犯行の一部があらかじめ読者に明かされているにもかかわらず、二転三転する結末には驚かされること必至です。
また、罪を犯す兄弟や事件の犠牲となる子どもたちが直面しているのは、児童虐待やネグレクトといった社会問題です。ミステリの形式を取りながら現代に横たわるテーマを盛り込み重厚な物語が展開される、2021年ミステリのダークホースとなりうる1冊です。
文芸WEBマガジン「カドブン」(https://kadobun.jp/)とWeb小説サイト「カクヨム」(https://kakuyomu.jp/)では、9月28日より本書の試し読みを公開中です。ぜひこの機会にご覧ください!
★試し読み配信中!
「カドブン」試し読み#1 https://kadobun.jp/trial/asatoyuunohanzai/7j53iu7fmxkw.html
「小説 野性時代」カクヨム公式 https://kakuyomu.jp/users/yasei-jidai
https://kakuyomu.jp/works/16816700427659114705
★作品情報ページ
https://www.kadokawa.co.jp/product/322011000436/
最新単行本『朝と夕の犯罪』について
2021年ミステリのダークホース。倒叙ミステリの傑作誕生!
◆あらすじ
隠し通す。この秘密だけは。
別々の人生を歩み、10年ぶりに再会したアサヒとユウヒの兄弟。ふたりはある目的のため、狂言誘拐を実行に移す。その犯罪は成功したかに見えたが、思いもよらない結末を迎えることになった。
それから8年後、神倉駅前交番の警察官・狩野雷太は、マンションの一室で衰弱した男児を保護する。男児の傍らには、餓死した妹の亡骸があった。神奈川県警捜査一課の烏丸靖子は兄妹の母親を取り調べるが、彼女がかつて誘拐事件に巻き込まれていたことがわかり、状況は一変する。悲劇的な事件の裏に横たわる、さらなる衝撃とは――。
◆書誌情報
作品名:朝と夕の犯罪
著者名:降田 天
発売日:2021年9月29日(水)★電子書籍同日配信
定 価:1,870円(本体1,700円+税)
頁 数:336頁
装 画:agoera
装 丁:大原由衣
体 裁:四六判並製 単行本
ISBN:9784041111642
発 行:株式会社KADOKAWA
初 出:「小説 野性時代」2021年1月号~6月号
著者紹介
降田 天(ふるた てん)
執筆担当の鮎川颯(あゆかわ・そう)とプロット担当の萩野瑛(はぎの・えい)による作家ユニット。少女小説作家として活躍後、「女王はかえらない」で第13回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、降田天名義でのデビューを果たす。2018年、「偽りの春」で第71回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。「偽りの春」は、本書のシリーズ前作にあたる『偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理』に収録されている。他の著作に『彼女はもどらない』『すみれ屋敷の罪人』『ネメシス4』がある。
第71回日本推理作家協会賞受賞作
『偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理』(角川文庫)について
◆あらすじ
この“おまわりさん”からは逃げられない。
老老詐欺グループを仕切っていた光代は、メンバーに金を持ち逃げされたうえ、『黙っていてほしければ、一千万円を用意しろ』と書かれた脅迫状を受け取る。要求額を用立てるために危険な橋を渡った帰り道、へらへらした警察官に声をかけられ――。第71回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した表題作「偽りの春」をはじめ、“落としの狩野”と呼ばれた元刑事の狩野雷太が5人の容疑者と対峙する、心を揺さぶるミステリ短編集。
★作品情報ページ:
https://www.kadokawa.co.jp/product/322106000326/
◆書誌情報
作品名:偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理
著者名:降田 天
発売日:2021年9月18日(土)★電子書籍同日配信
定 価:704円(本体640円+税)
頁 数:288頁
体 裁:文庫判
ISBN:9784041118764
発 行:株式会社KADOKAWA
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