株式会社ポプラ社
2020年度第10回広島本大賞・小説部門を受賞した『流星コーリング』の著者であり、3ピースバンドのドラム・歌詞担当として活躍するWEAVER河邉徹さんの最新小説『蛍と月の真ん中で』を、2021年10月21日、ポプラ社より刊行いたします。
長野の美しい風景が目の前に広がる瑞々しい青春小説
2021年10月刊『蛍と月の真ん中で』は、カメラマンを目指すも、大学を休学せざるを得なくなった東京の大学生・匠海が、あるきっかけから長野の辰野町で暮らし始め、美しい景色やそこに住む人々との生き方に触れる中で、自信を持って自分だけの居場所を見つけていく、温かく希望に満ちた物語です。
著者が実際に長野県辰野町を訪れ、美しい自然や四季、実在するお店などを彩り豊かに描いています。
【STORY】
息苦しい日常から逃げ出した僕が出会ったのは、亡き父の愛した景色と、君だった。
写真館を営んでいた亡き父の影響でカメラマンを目指すようになった匠海。母の元を離れ東京の大学で写真を学び始めたものの、生きるだけで精一杯の日々。そんな中、大学を休学せざるを得ない事情に追い込まれた匠海は、あるきっかけから長野の辰野町で暮らし始め、美しい景色やそこに住む人々との生き方に触れる。不安定な時代に翻弄される青年が不器用ながらも自分だけの正解を見つけていく様を描いた心に柔らかな灯りがともる青春小説。
公式HP>>https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008362.html
Amazonページ>>https://www.amazon.co.jp/dp/4591171701
【著者プロフィール】
河邉徹(かわべ・とおる)
1988年兵庫県生まれ。3ピースバンド・WEAVERのドラマーとして2009年10月にメジャーデビュー。バンドでは作詞を担当し、2018年に小説家デビュー。『流星コーリング』が、第10回広島本大賞(小説部門)を受賞。その他の著書に『夢工場ラムレス』『アルヒのシンギュラリティ』『僕らは風に吹かれて』。
自身のInstagramでは、本書の主人公を想起させる美しい写真の数々を投稿している。
Twitter>>https://twitter.com/kwb_wvr
Instagram>>https://www.instagram.com/be_chan.camera/
実在する街を舞台に、現代の“リアル”を表す内容も
舞台の長野県辰野町には、本書に登場するような個性的な飲食店や古民家を利用したゲストハウスなど、魅力がたくさんあります。本書に登場するお店のモデルとなった施設をいくつかご紹介します。
・辰野を訪れた初日、行くあてのない主人公が宿泊したゲストハウスのモデル『ゆいまーる』
https://yuimaaru.jp/
・主人公が畑仕事のアルバイトをしながら、豊かな四季と自然との共存した暮らしを体験する場のモデル『月のもり』
https://tsukinomori.jp/
・物語に登場する地域・川島での暮らしについて著者が取材したり、景色描写の参考にしたりしたゲストハウス『アトリエ和音』
https://atelier-waon.com/
・主人公が辰野で親しくなった友人が、辰野の良さを伝えるために開店したオリジナル甘酒屋のモデル『甘酒屋an’s』
https://www.instagram.com/amazakeya_ans/?hl=ja
・主人公が共同生活をし、様々な働き方・生き方があることを学ぶきっかけとなった古着屋のモデル『O to &』
https://www.oto-to.com/
また本作には、今の時代を映す要素もたくさんつまっています。学費と家賃を支払うことだけで精一杯になってしまう学生の現状、“正解”がない時代の働き方、地方移住や多拠点生活の魅力、SNSとの付き合い方などについて、小説というフィルターを通して考えさせられる作品となっています。
同じ土地を舞台にした楽曲も制作!
河邉さんは、辰野を訪れたことにインスパイアを受け、小説のほかに、歌も作りました。楽曲タイトルは「光と呼ぶもの」。一度ライブで披露しています。
河邉徹さんからのコメント
僕は2年前にこの物語の舞台である、長野県の辰野町に一人でふらりと訪れました。辰野町は蛍の名所で知られている町です。
この町で暮らす方々と知り合い、美しい景色の中で時を過ごしたことで、今まで見過ごしてきた大切なものを見つけることができました。
それらが自分のこれまでの人生とまじり合って、『蛍と月の真ん中で』という一つの小説ができました。
人との繋がりや、本当の幸せというものについて、一緒に考えられる作品になればいいなと思います。
是非、手にとっていただけると嬉しいです。
ベストセラー作家、メンズノンノモデルなど幅広い層に響く作品
過去作品でも若いファン層からの支持を集めると同時に“文芸書”として高い評価を受けてきた河邉さんですが、本作もまた、人気小説家の伊吹有喜さんや、メンズノンノ専属モデルの鈴木仁さんなど、幅広い層の方に評価されています。
<作家 伊吹有喜さんからのコメント>
澄んだ空、草の香りと瀬音、蛍と月の優しい光ーー。
心の行き場を失った若者が、自然のなかで
自分自身を取り戻していく物語に癒やされました。
<メンズノンノ専属モデル・俳優 鈴木仁さんからのコメント>
人との繋がりに愛を持ち、見えない何かで刺激し合い、色濃い人生になっていくのだなと強く感じました。
書誌情報
書名:蛍と月の真ん中で
著者:河邉徹
定価:1760円(10%税込)
公式HP>>https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/8008362.html
Amazonページ>>https://www.amazon.co.jp/dp/4591171701
【あらすじ】
小さな地方都市で写真館を営んでいた父の影響で、カメラマンを目指すようになった匠海。父の死後、母との関係性が悪くなった匠海は、逃げるように東京の大学へ入学し、写真を学び始める。
しかし、待っていたのは、学費と生活費を稼ぐだけで精一杯の毎日。これを乗り越えれば、きっと夢に近づける――。そう信じ込み、なんとか自分を奮い立たせていた匠海だが、ある出来事をきっかけに、大学を休学することに決める。
実家にも帰れず、衝動的に向かった先は長野県・辰野町――かつて父が蛍の写真を撮影した場所だった。なんの計画もなく訪れた匠海を出迎えてくれたのは、父が愛した美しい景色。そして、それぞれの事情で辰野に移住してきた人や訳あって辰野を離れらない人との出会いが、彼の心を変えていく――。
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