本屋大賞ノミネート作品、朝井リョウ『正欲』が10万部突破!

2022年2月17日

株式会社新潮社
「作家として、人間として、ターニングポイントになる作品」と朝井リョウさん自身が語る、作家生活10周年記念の書下ろし長篇『正欲』が10万部を突破しました。

発売以来、多様性をめぐる議論が読者のあいだで広がりつづけ、ついに10万部を突破しました。

・高橋源一郎さん
「みんなのヒミツ、暴かれた。朝井さん、やっちまったね。どうなっても知らないから。」

・西加奈子さん
「この小説は、安易な逃亡を許さない。」(「波」2021年4月号書評より)

・オードリー若林正恭さん
「無遠慮にお勧めすることが憚られる大傑作。」(インスタグラムで紹介)

・川谷絵音さん
この作品は、人を生かしも殺しもする。これ以上は言葉に出来ない。

など著名人からの推薦も続々と寄せられ、全国の書店員の方々からも「『みんな違って、みんないい』という謳い文句に、どれだけ思考停止させられていたかを思い知った」「凄かった! 凄まじい熱量だった!」「人間のすべてを包み込んで愛したいと、心から思った」「自分が信じる『正しさ』は誰かにとっての『暴力』になりえるのだと、自分が認識している世界の狭さを思い知らされた」など熱いコメントが殺到、第19回本屋大賞にもノミネートされている。


■あらすじ
息子が不登校になった検事・啓喜。
初めての恋に気づいた女子大生・八重子。
ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。
ある人物の事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり、繋がり合う。

しかしその繋がりは、"多様性を尊重する時代"にとって、
ひどく不都合なものだった――。

■著者紹介
1989年、岐阜県生まれ。小説家。2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2013年『何者』で第148回直木賞、2014年『世界地図の下書き』で第29回坪田譲治文学賞を受賞。他の小説作品に『チア男子!!』『星やどりの声』『もういちど生まれる』『少女は卒業しない』『スペードの3』『武道館』『世にも奇妙な君物語』『ままならないから私とあなた』『何様』『死にがいを求めて生きているの』『どうしても生きてる』『発注いただきました!』『スター』、エッセイ集に『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』がある。2021年『正欲』で第34回柴田錬三郎賞を受賞。
朝井リョウ (@asai__ryo) | Twitter (外部リンク)

■書籍データ
【タイトル】正欲
【発売日】2021年3月26日刊
【判型】四六版  厚表紙角背カバー
【本体価格】1870円(税込)
【URL】朝井リョウ『正欲』作家生活10周年記念作品 公式サイトのURL
https://www.shinchosha.co.jp/seiyoku/
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