川端康成から原田マハさんまでが絶賛! 国民的画家・東山魁夷『風景との対話』が、NHK「あさイチ」で紹介されて、大反響重版決定!ついに54刷に到達しました!

2022年2月24日

株式会社新潮社
 1月21日放送のNHK「あさイチ」に、作家の原田マハさんが登場し、「学生時代に大きな影響を受けた」として本書を紹介したところ、たちまち大手ネット書店では完売・在庫切れが続出し、54刷目が決定しました。新たに原田マハさんによる推薦帯が巻かれて、ますます注目を集めています。

 本書は1967年に創刊された新潮選書の記念すべき第1号。刊行当初からノーベル賞作家・川端康成に「散文詩のやうな文章が音楽を奏でてゐる」と絶賛され、刊行55年目に入った今年も原田マハさんに「私に進むべき道を示してくれた」と熱く推薦される、新潮選書を代表するロングセラーです。

■推薦コメント
・川端康成(作家)

美しくさはやかな本である。読んでゐて、自然の啓示、人間の浄福が、清流のやうに胸を通る。これは東山魁夷といふ一風景画家の半生の回想、心の遍歴、作品の自解であるが、それを通して、美をもとめる精神をたどり、美の本源をあかさうとするこころみは、つまり、個を語って全を思ふねがひは、清明に、温和に、そして緊密に果たせれゐる。散文詩のやうな文章が音楽を奏でてゐる。

・原田マハ(作家)
本書は若かった私に進むべき道を示してくれた。いま、私はその道を歩んでいる。

・猪木武徳(経済学者)
忘れたころに開いて、沁みとおるような気持ちが味わえる1冊だ。著者も認めるこの「物憂い独白」は、立派な芸術家にとって反時代的であることがいかに大切かということを改めて教えてくれる。

(c)新潮社写真部
■著者コメント
・東山魁夷

私は生かされている。野の花と同じである。路傍の小石とも同じである。

■『風景との対話』内容紹介
『道』、『残照』、『緑響く』、そして唐招提寺障壁画……心に残る傑作を残した日本画壇の異才が、故郷の風光に啓発されて、半生を回想する。若き日のベルリン留学、北欧の旅、古都慕情など、芸術への苦悩を語り、自然との対話を通じて、真の日本美とは何かを綴った名エッセイ。

■著者紹介
東山魁夷(ヒガシヤマ・カイイ)

1908-1999年。横浜市生れ。東京美術学校日本画科卒、研究科修了。ベルリン大学哲学科美術史部中退。研究科では結城素明に師事。1947年日展で「残照」が特選・政府買い上げとなり、1950年日展出品の「道」で大きな評価を受けた。1956年「光昏」により芸術院賞受賞。1969年毎日芸術大賞受賞、文化勲章受章。1968年皇居新宮殿壁画、1981年唐招提寺御影堂全障壁画を完成。『わが遍歴の山河』『風景との対話』など多数の画文集がある。

■書籍データ
【タイトル】風景との対話
【著者名】東山魁夷
【発売日】1967年5月17日(水)
【造本】新潮選書(四六判変型ソフトカバー)
【本体定価】1,650円(税込)
【ISBN】978-4-10-600101-7
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/600101/
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