株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン
株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン(本社:東京都千代田区、取締役社長:谷口奈緒美)は『超訳 自省録 エッセンシャル版』(佐藤けんいち・編訳)を増刷し、1万5000部を突破しました。
世界中のリーダーに2000年にわたって読み継がれる名著『自省録』
世界各国のトップリーダーたちも愛読してきた『自省録』。南アフリカで人種差別アパルトヘイトと戦い投獄されたネルソン・マンデラ氏は、獄中に差し入れられた『自省録』を繰り返し熟読したといわれます。また元アメリカ大統領ビル・クリントン氏も愛読したひとり。大統領退任後も1年に1回はかならず読み直しているとインタビューで語っているそうです。
また『自省録』を含むストア派哲学の
・他人に振り回されることなく自分自身のことに専念する姿勢
・目標に向けてセルフコントロールするマインドセットをつくりあげる習慣
は、シリコンバレーの起業家たちやアスリートにも人気を呼んでおり、2000年という時を超えて、哲学者でもあるローマ皇帝マルクス・アウレリウスの人生訓が現代を生きるリーダー達の胸に響き続けています。
実は日本人にもなじみ深い内容が語られている『自省録』
「哲学」と聞くと少し敬遠しがちな方にとっても、読んでみるとすんなりと受け取りやすい日本人の肌感覚に合う内容が多いのも『自省録』の特徴です。
たとえば
・「すべてが瞬間ごとに変化していること」(=無常)や、「すべてがつながっていること」(=縁起)を強調したブッダの思想に通じるものがある
・「いま、ここ」に集中するべきと説く禅仏教や上座仏教がルーツの「マインドフルネス」を連想させるものがある
・老子や荘子などの老荘思想が説く「タオ」(=道)にも通じる自然観がある。
それ以外にも、武士道に通じるような日本的な運命受容と肯定の思想を見いだすこともできるなど、多様な観点でマルクス・アウレリウスの言葉を読んでみるのもオススメです。
累計60万部超えのディスカヴァー・クラシック文庫シリーズの第18弾!
今作は、『超訳ニーチェの言葉エッセンシャル版』をはじめ、累計で60万部を超えるクラシック文庫シリーズの第18作目。
いつでも・どこでも・どこからでも読めて、あなたの背中を押す名言シリーズに、『超訳自省録』がラインナップに加わり、更に個性豊かになりました。
書籍概要
【目次】
はじめに ローマ皇帝マルクス・アウレリウスと「自省録」について
I 「いま」を生きよ
II 運命を愛せ
III 精神を強く保て
IV 思い込みを捨てよ
V 人の助けを求めよ
VI 他人に振り回されるな
VII 毎日を人生最後の日として過ごせ
VIII 自分の道をまっすぐに進め
IX 死を想え
【著者情報】
マルクス・アウレリウス
(紀元121~180年)
第16代ローマ皇帝。「五賢帝」の最後に位置づけられている。五賢帝はいずれも内政においては善政をほどこし、外政においても地中海帝国としてのローマ帝国の最盛期を実現した。しかしマルクス・アウレリウスが39歳で即位したとき、すでにローマ帝国は全盛期を過ぎており、衰退の影が見え始めていた。洪水や大地震などあいつぐ天災、東方ではパルティア王国との戦争、北方からのゲルマン人の侵攻などさまざまな問題が押し寄せる。彼は朝から晩まで激務に追われ、しかもゲルマン人との戦闘に関しては晩年の10年間の大半を戦地で過ごしつつ『自省録』を書き続けた。59歳でドナウ河畔の前線の陣中で病没。ハリウッド映画『グラディエーター』には最晩年の、ヤマザキマリの漫画『テルマエ・ロマエ』には青年時代のマルクス・アウレリウスが登場する。
編訳 佐藤けんいち(さとう けんいち)
ケン・マネジメント代表。1962年京都府生まれ。一橋大学社会学部で歴史学を専攻、米国レンセラー工科大学(RPI)でMBAを取得(専攻は技術経営)。銀行系と広告代理店系のコンサル会社勤務を経て、中小機械メーカーで取締役経営企画室長、タイ王国では現地法人を立ち上げて代表をつとめた。編訳書に『ガンディー 強く生きる言葉』『超訳ベーコン 未来をひらく言葉』(いずれも小社刊)がある。
【書籍情報】
タイトル:『超訳 自省録 エッセンシャル版』
発売日:2021年11月19日
刊行:ディスカヴァー・トゥエンティワン
仕様:文庫判/216ページ
ISBN:978-4-7993-2792-5
定価:1320円(税込)
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