株式会社主婦の友社
株式会社主婦の友社が発行する絵本『ちいさなあなたへ』(アリスン・マギー作、ピーター・レイノルズ絵、なかがわちひろ訳)は、この度の53刷重版により発行部数が68万部を突破いたしました。
『ちいさなあなたへ』は、親でいることの喜び、不安、苦しみ、つらさ、寂しさ、子どもへの思い――普遍の真実をあたたかな絵とシンプルな言葉で語りつくした絵本で、読む人の涙を誘う1冊。2007年冬にアメリカで発売されるや、当時のNYタイムズやAmazonの児童書分野で、ハリー・ポッターをおしのけて1位の座を獲得、翌年2008年に日本語版が発売されると、日本でもすぐさまベストセラーとなり、これまで多くの読者から愛されてまいりました。
母から子へ、またその子どもたちへと連綿とつながる愛のバトンを描いていることから、母親から子どもへ、子どもから母への贈り物としても高い支持を得ており、特に「母の日」シーズンに一番贈られる絵本となっています。
ぜひ、今年も5月8日(日)の母の日にお手にとっていただけると幸いです。
喜びも悲しみも痛みも知り、かたい絆で親と子と結ばれ生きてほしい
2019年4月には、作者のアリスン・マギー氏が来日。読者へのメッセージをいただきました。
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『ちいさなあなたへ』が生まれたのは、わたしの子どもが小さかったときです。ある晩、ドアのところに立って、娘の寝顔を見ていたら、愛しさに胸がいっぱいになりました。どんな夢を見ているのだろうと思いつつ、下の階におりて、詩を書きました。娘の人生に対する夢や希望をこめて。夜遅く、ささやかな詩を書きながら、当時亡くしたばかりの祖母、大好きな母のことを思いました。そして、わたしはいま、はてしない命のつながりについて書いているのだ、と。一組の母と子の話ではなく。祖母、曾祖母、その前にいた祖先、自分の子ども、その子が将来もつ子どもに思いをはせたのです。この本は、わたしの心の深い部分にある願いをあらわしたものです。豊かで充実した味わい深い人生をわが子に歩んでほしい。喜びも悲しみも痛みも知り、かたい絆で親と子を結ばれて生きていってほしい。そんな願いです。
(2019年4月13日 アリスン・マギー氏 来日時コメント)
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「あのひ、わたしは あなたの ちいさな ゆびを かぞえ、 その いっぽん いっぽんに キスを した。」
生まれたばかりのあかちゃんと初めて出会った日、母親はそのちいさな指一本一本に愛おしくキスする、そんなシーンから始まります。
「いつのまにやら あなたは おおきくなって、わたしの あかちゃんは わたしの こどもに なった」
やがてあかちゃんは小さな子どもになり、母は寝顔を見つめながら、子どもの未来に思いをはせます。思春期のきらめきやまぶしさだけでなく、「かなしいしらせにみみをふさぎたくなるひ」がわが子に来ることも…。
「うれしくて たのしくて、ひとみを きらきら かがやかせる ひが きっと ある。」
「かなしい しらせに みみを ふさぎたくなる ひも あるだろう。」
「いつか あなたも、たくましくなった その せなかに ちいさな おもさを せおうときが くるかもしれない。」
そしていつの日か巣立ち、その子にも小さな命が宿り、母となる日がやってきます。
アリスン・マギー氏のシンプルでいて純度の高い文章に、ピーター・レイノルズ氏のあたたかなイラストが添えられた絵本は、読む人の心をゆさぶります。
SNS上にも「#ちいさなあなたへ」で共感の声多数
発売から14年が経過した現在も、たくさんの方が「#ちいさなあなたへ」をつけて母や子への想いをシェアしています。
「長女が産まれ、初めての子育てにてんやわんやしている時に出会った絵本。
この子がいつかママになった時に、読んで欲しいと思った絵本。
時は過ぎ、子育てにも少し慣れ 初心を忘れてしまった3人目の妊娠中。
誕生日に母が私にプレゼントしてくれた絵本。
改めて気づく大切な子どもたちへの想い。
―母から娘へ―
読んだら贈りたくなってしまう絵本。
母がわたしと同じように感じていたかと思うと嬉しかった。」
@quadrillion.koさんのインスタグラムから
書誌情報
タイトル:ちいさなあなたへ
文:アリスン・マギー
絵:ピーター・レイノルズ
訳:なかがわちひろ
定価:1,100円(税込)
刊行年月:2008年3月
ISBN:978-4-07-255993-2
【Amazon】https://www.amazon.co.jp/dp/4072559938/
【楽天ブックス】https://books.rakuten.co.jp/rb/5441462/
<ちいさなあなたへ PR動画>
https://youtu.be/lD77LgbBxTg
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