書籍『へそ』の出版記念イベントを開催

2022年5月31日

株式会社MotionGallery
社会彫刻家基金は、2022年6月10日(金)に「kudan house」(東京都千代田区)にて、書籍『へそ』の発売にあわせた出版記念イベントを開催いたします。当日は、会話や飲み物を楽しみながら書籍『へそ』を手に取ることができる「SS Lounge(社会彫刻家ラウンジ)」と、「社会彫刻家アワード2021」の受賞者によるトークセッションを行います。

※プレス関係者の皆さまには特別席をご用意いたします。6月8日(水)までにpress@iroiroiroiro.jpまでご連絡ください。

「社会彫刻家アワード2021」について

それぞれの分野で活躍する3名の調査選考委員が、候補対象となるアーティストの活動を視察し、その年の社会に応答した作品や活動を行ったアーティストや団体を選定しました(オルタナティブスペースコア、ボーダレスアートスペース HAP、マユンキキ)。
本アワードは継続して開催するものであり、調査選考委員による選定のプロセスや議論、受賞者の作品・活動がアーカイブされていくことで、「社会彫刻」という概念が明確になっていくことを期待しています。
受賞者の選定にあたり、日常的な活動も勘案すべきと考え、3名の調査選考委員を本アワードの受賞式にて初めてご紹介しました。

社会彫刻家アワード2021 受賞者

・オルタナティブスペースコア
2017年7月基町ショッピングセンター内にオープンした、文化活動のための多目的スペースです。現代アートをはじめ、音楽や文学、料理、ファッション、言論、科学など様々なジャンルの文化を発信、共有する事を目的としています。2020年より隔月でブロックパーティーを開催。
オルタナティブスペースコア 代表(久保寛子、水野俊紀)
・ボーダレスアートスペース HAP
ひとがアートと出会う場所「ギャラリーG」、子供がアートと過ごす場所として「ボーダレスアートスペースHAP」2つの目的「HIROSHIMA ART PLATFORM」(略して HAP)を作る。現代社会の様々な人々とのコミュニケーションを通して閉鎖的になりがちなアートの世界が社会と応答しやすくなるような場づくりに没頭しながら、国内外作家のアートプロジェクトサポートや地元アーティストと
障害のある子供たちとの創作活動など幅広く活動している。
ボーダレスアートスペース HAP 代表(木村成代)
・マユンキキ
1982年生まれ。北海道出身・在住。アイヌの伝統歌を歌う「マレウレウ」のメンバー。2018年より、自身のルーツと美意識に纏わる興味・関心からアイヌの伝統的な文身「シヌイェ」の研究を開始。現代におけるアイヌの存在を、あくまで個人としての観点から探求し、表現している。音楽分野だけでなく国内外のアートフェスティバルにパフォーマンス参加多数。
マユンキキ Photo by Hiroshi Ikeda

調査選考委員

・飯田 志保子
1998年の開館準備期から11年間東京オペラシティアートギャラリーに勤務。2009年から2011年までブリスベンのクイーンズランド州立美術館/現代美術館内の研究機関に客員キュレーターとして在籍。2014年から2018年まで東京藝術大学准教授。アジア地域の現代美術、共同企画、芸術文化制度と社会の関係に関心を持ち、ソウル、ニューデリー、ジャカルタ、豪州複数都市で共同企画を実
践。
 飯田 志保子(Photo by ToLoLo studio) 
・卯城 竜太
Chim↑Pom from Smappa!Groupメンバー。Chim↑Pom from Smappa!Groupは、2005年に東京で結成されたアーティストコレクティブ。時代のリアルを追究し、現代社会に全力で介入したメッセージの強い作品を次々と発表。世界中の展覧会に参加するだけでなく、自らもさまざまなプロジェクトを展開する。
卯城 竜太
・ヴィヴィアン 佐藤
美術家、文筆家、非建築家、ドラァグクイーン、プロモーター。ジャンルを横断して独自の見解で分析。作品制作発表のみならず、「同時代性」をキーワードに映画や演劇、都市など独自の芸術論で批評展開。サンミュージック提携タレント。大正大学客員教授。
ヴィヴィアン 佐藤

書籍『へそ』について

本書には、「社会彫刻家アワード2021」の受賞者である、オルタナティブスペースコア、ボーダレスアートスペース HAP、マユンキキの3組への取材や、調査選考委員である、飯田 志保子、卯城 竜太、ヴィヴィアン佐藤の3名による選考プロセスなどを振り返った鼎談、関連するテーマへの論考などを掲載します。「社会彫刻」を定義、あるいは、解説する本ではなく、社会彫刻家の活動やそれによる社会の変化を通して、これからの社会や社会彫刻について考えていくきっかけとなる本を目指しています。

編集のコンセプト:「波紋」
社会彫刻家の活動は、社会に関わる他の当事者や間接的な関係性を持つ人だけでなく、空間にまで影響を与える「波紋」のようなものだと考えています。そのような観点から、本書の制作にあたり、受賞者を軸にしながらも、彼女らが影響を受けた方々や関連する方々にも取材を行いました。自身がアーティストを自認しているか否かに関わらず、社会に応答し、水の波紋のように影響を広げていくような「作品」を制作している人々を取り上げました。

出版記念イベント 開催概要

開催日:2022年6月10日(金)
・SS Lounge
 開催時間:15:00~18:00
・トークセッション&ブックリーディング
 登壇者:「社会彫刻家アワード2021」受賞者
    オルタナティブスペースコア
    ボーダレスアートスペース HAP
    マユンキキ
開催時間:16:00~17:30
会場:「kudan house」(東京都千代田区九段北1-15-9)
主催:社会彫刻家基金(MOTION GALLERY、NPO法人インビジブル)
協力:NI-WA
参加費:書籍『へそ』ライブラリ体験チケット ¥500(税込・1ドリンク付)
小学生以下無料
ウェブサイト:https://socialsculptor.tokyo

※「SS Lounge」は事前予約不要ですが、トークセッションは座席に限りがあり、先着順でのご案内となります。
「kudan house」ではお客様およびスタッフの安全と健康に配慮した新型コロナウイルス感染症対策をとっております。そのため、会場の人数を制限させていただく場合がございます。予めご了承ください。
開催時の状況により、一部内容を変更する可能性があります。

SS Lounge企画サポート・カフェプロデュース:gift_
gift_は空間デザイナー後藤とクリエイティブディレクター池田によるデザインユニット。
空間デザインを軸としながらも、物理的なハコ・モノをつくることのみならず「場」「状況」の醸成を
目指して、多面的な視点で新しい価値を生み出したいと考えている。
事務所兼小さな文化交流の実験室「gift_lab」(東京・清澄白河)と越後妻有の拠点「山ノ家Cafe&Dormitory」(新潟・十日町)を行き交う”ダブルローカル”を実践中。
ウェブサイト:http://www.giftlab.jp/
gift_

書籍情報

タイトル:『へそ』
編者:社会彫刻家基金
発行日:2022年6月5日
定価:2,200円(本体2,420円)
寸法:w120 x h188mm/並製
頁数:表紙4P+本文224P
発行部数:2,000部
編集・構成・文:桜井 祐(TISSUE Inc.)
ブックデザイン:大西 隆介、沼本 明希子(direction Q)
写真:池田 宏、丸尾 隆一
※掲載ページにクレジットの入っているものを除く
発行元:株式会社MOTION GALLERY
印刷:株式会社ファビオ

書籍の発行のため、5/31(火)までクラウドファンディングに挑戦中。
書籍『へそ』ブックデザイン担当の大西隆介(directionQ)によるオリジナルブックカバーをはじめ、ミシュランシェフ掛川哲司によるディナーを堪能しながら受賞者と交流するコレクター限定交流会、受賞者を訪ねるツアーから調査選考委員を努めたヴィヴィアン佐藤による新宿ガイドなど、魅力的なリターンをご用意しています。
詳細はこちら:https://motion-gallery.net/projects/socialsculptor2021

社会彫刻家基金について

社会彫刻家基金は、2020年に、クラウドファンディング・プラットフォーム・MOTION GALLERYとアートを触媒に「見えないことを可視化する」NPO法人インビジブルが共同で立ち上げた長期的な基金です。ヨーゼフ・ボイスが提唱した「社会彫刻」の概念を現在の状況下で再解釈しながら実践していくことが大切だという考えのもと、新型コロナウイルス感染拡大後の不透明な時代にアートを触媒に社会に変化を創り出すアーティストの活動をサポートし、アートの意義を社会に広め、誰も答えを知らない「新しい日常」の姿や未来の形を現すことを目的としています。主な活動として、その年の社会に応答した作品や活動を行った「社会彫刻家」を表彰する「社会彫刻家アワード」の主宰や展覧会の開催、社会彫刻という概念を広める活動を行っています。

運営団体

・MOTION GALLERY
共感の輪をつなぎクリエイティブな活動の資金調達を実現すると共にアイディアを形にし、そして届けるまでを一貫してサポートする国内最大級にして唯一のクラウドファンディングプラットフォームです。
ウェブサイト:https://motion-gallery.net/

・NPO 法人インビジブル
アートを触媒に社会を彫刻し続けるクリエイティブプレイス(Creative Place)です。「invisible to visible(見えないものを可視化する)」をコンセプトに、アート、文化、クリエイティブの力を用いて、地域再生、都市開発、教育などさまざま領域におけるプロジェクトの企画運営や、アーティストの活動支援、アートプロジェクトの支援や運営人材の育成、それに伴うプロトタイプの研究に取り組みます。
ウェブサイト:https://invisible.tokyo/

活動発表の場:「kudan house」について

東京九段の歴史を見守り続けた築95年の邸宅で、「登録有形文化財」に認定されています。「歴史」と「和」、「現代アート」の融合をテーマに、未来へ向けたイノベーションを生み出す会員制ビジネス拠点として生まれ変わりました。会員企業の研修会、 オフサイトミーティングなどの場として利用されています。
ウェブサイト:https://kudan.house/
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データ提供:PR TIMES

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