「混雑避けて」宇宙旅行？ サンダルなのに猛打賞！ 下院議長が女子学生！？ ニュースワードを織り交ぜたユニークな作品など15句を入賞作に選びました。
日本新聞協会は10月4日、新聞を切り抜いて作る「＃親子でコラージュ川柳」コンテスト選考結果を発表しました。グランプリは「物価高 バナナジュース 5万円」（スパイシーサラダさん）。言葉の意外な組み合わせで世相をユーモラスに詠んだ一句です。
8月1日から1か月間、ツイッターとインスタグラムで投稿を呼びかけました。応募総数は809作品。厳正な選考の結果、グランプリを含む15の入選作品と特別賞を決定しました。
準グランプリは「夏休み 『混雑避けて』 宇宙旅行」（namekoさん）、「カタツムリ おしりふりふり コンテスト」(harakyさん）の2作品です。
「なんだろう サンダルなのに 猛打賞」（あゆちゃんさん）、「世界初 下院議長が 女子学生」（makioさん）、「かぶとむし 日本代表 かくれてる」（chirimaさん）など、組み合わせた言葉が作り出す光景を想像すると、思わずクスっと笑ってしまうような作品には日本新聞協会賞を贈りました。
すべての受賞作品とグランプリ・準グランプリへのコメントは以下のページでご覧いただけます。
https://np-labo.com/fq-award
【準グランプリ】
★夏休み 「混雑避けて」 宇宙旅行(namekoさん・＠yuutousenhin)
★カタツムリ おしりふりふり コンテスト(harakyさん・＠haraky227)
【日本新聞協会賞】
★世界初 下院議長が 女子学生 （makioさん・＠makijyo）
「新聞コラージュおもしろーい」と投稿してくれたmakioさん。下院議長が女子学生だったら…社会はだいぶ変わるかも！？
★試してみました！ 52年の かくれんぼ（網代慎平さん・＠AKf4avnofvdbPT7）
52年ぶりに「みーつけた」。お互い誰か分からない…なんてことも起きるのでは？ほかにも、時を表す言葉をユーモラスに盛り込んだ作品をいくつも投稿してくれました。
★テンポよく 会話楽しく 米を食う（senaさん・＠sena_8833）
見事に韻を踏んでいて、豪快でリズムのある作品です。テンポよくご飯を食べると、なんだか元気が出そう！言葉の持つ力を感じます。
★ お父さん 海風感じ テレワーク(さちまご。さん・＠sachimago)
さちまご。家のお父さんは「コロナ禍で在宅勤務やテレワークの機会が増えた」そうです。海辺でゆっくり休みたい気もするけど、潮風を感じながらのワーケーションもいいかもしれませんね。
★なんだろう サンダルなのに 猛打賞（あゆちゃんさん・＠925seishun421）
サンダルがすごいのか、選手がすごいのか気になります。字が読めるようになった息子さんとチャレンジしてくださったそうです。「文字遊びができるのも新聞の楽しさですよね」と書いてくれました。
★おこづかい あなたに代わって 使いすぎ（ダラッ妻さん・@daradara_piyoyo）
それ、困る…。子どもにとっても、お父さんにとっても大問題！川柳作りは、息子さんも楽しんでくれたとのこと。親子の会話時間が増えたらいいなあ。
★かぶとむし 日本代表 かくれてる（chirimaさん・＠YponOhin）
かぶとむしの中に隠れているのは、あの選手？想像するだけで楽しいですね。夏らしい、かわいらしい一句です。
★増えている 画像合成 重症化(バーバー☮️いづみさん・＠barbarizumi)
本物か偽物か。見分けがつかないほど巧妙な画像もあります。真偽をどうやって見分ければいいのか…。親子で話し合うきっかけにもなりそうな作品です。
★なめらかに 心に届く 負の評判（わわわわさん・＠wa_kaggs）
できることなら聞きたくないネガティブな自分の評判。グサッと、でも、鋭くでもなく「なめらかに」届くという言葉のチョイスが絶妙です。じわじわきます。
★諦めず 強く求める バーベキュー（negi_zukiさん・＠negi_zuki）
息子さんのバーベキューへの熱い思いがとてもよく伝わってきます。夏休み前から訴えていたそうです。どうやら、願いはかなったみたい。「家族で笑った時間でした」と書き込んでくださいました。
【FQ Kids賞】
★「ヤバすぎる」 大好き！スイカ お買い得！（naaさん・＠ryo_mama__）
【淀川テクニック賞】
★「諦めない」 拾い集める 575（あおぞらさん・＠keita198310311301）
「#親子でコラージュ川柳」とは
新聞の切り抜きを五・七・五に組み合わせた川柳を写真に撮り、SNSに投稿してもらうキャンペーン。新聞を親子のコミュニケーションツールとして活用してもらうことを目指して企画しました。作品はツイッターとインスタグラムで受け付けました。企画は「FQ Kids」（アクセスインターナショナル）とのタイアップで実施しました。
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