【受賞速報!】 発売直後から大反響の話題作!『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(川内有緒 著)「2022年 Yahoo!ニュース | 本屋大賞 ノンフィクション本大賞」受賞!

2022年11月15日

株式会社集英社インターナショナル
~全盲の美術鑑賞者、白鳥建二さんとのアートの旅を追体験する新感覚ノンフィクション~

昨年9月の発売直後から、数々の反響を呼んでいる話題の書籍『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』(川内有緒・著/集英社インターナショナル)が「2022年 Yahoo!ニュース | 本屋大賞 ノンフィクション本大賞」を受賞しました。全国の書店員の方々による投票でノミネートされた6作品の中から二次選考を経て、本日11月11日(金)に受賞発表・授賞式が行われました。

【著者・川内有緒さんの受賞の言葉】
このたび、書店員の方々が選ぶ賞を授かるという望外の出来事に心から感謝しています。今回の本を書くことは、他者との出会いや会話を通じて世界の輪郭を捉え直し、自分自身のまなざしが変わっていくような体験でした。書くことは楽しい。楽しいけど、苦しい。その間を行ったりきたりしつつ、これを糧に、また未知の地に向かって歩み、書き続けたいと思います。

<11月11日 授賞式の様子>
右から佐藤麻衣子(マイティ)さん、川内有緒さん、白鳥建二さん

受賞作品『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』について

「目の見えない人とアートを見る?」タイトルへの素朴な疑問は、驚きとともに解消されます。
全盲の白鳥建二さんと現代アートや仏像を前にするたびに現れるのは、これまで見えていなかった世界。
「白鳥さんと作品を見るとほんとに楽しいよ!」 という著者の友人マイティの一言で、「全盲の美術鑑賞者」とアートを巡るユニークな旅は始まりました。
見えない人と一緒にアートを見る旅は、私たちをどこに連れていってくれるのか――。
視覚や記憶の不思議、アートの意味、生きること、障害を持つこと……などが白鳥さんや友人たちとの会話から浮かび上がってきます。そこに白鳥さんの人生、美術鑑賞をする理由などが織り込まれ、温かい人間の物語が紡がれて――。
軽やかで明るい筆致の文章で、美術館めぐりの追体験を楽しみながら、社会を考え、人間を考え、自分自身を見つめ直すことができる、まったく新しいノンフィクションです。

特設サイト公開中!

本書に込めた筆者の想いや関連情報、書店員や識者の方々からの反響etc.をご紹介。「はじめに」と第一章を音声(朗読)でお楽しみいただけます。鑑賞の様子がわかる動画も掲載。
https://www.shueisha-int.co.jp/mienaiart

共同監督のドキュメンタリー映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』ロードショー決定!

白鳥さんの活動を追った長編ドキュメンタリー映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』(監督 川内有緒、三好大輔)が完成! 東京ドキュメンタリー映画祭などのプレミア上映を経て、2023年3月より日本各地の劇場にてロードショー。
映画予告はこちらからご覧いただけます:https://www.youtube.com/watch?v=Sn9agYo0q1U

【本映画についてのお問い合わせ先】
(株)アルプスピクチャーズ https://alps-pictures.jp/ 連絡先:info@alps-pictures.jp 担当:三好

著者プロフィール 

川内有緒(かわうち・ありお)/ 1972年、東京都生まれ。ノンフィクション作家。日本大学芸術学部卒業後、ジョージタウン大学で中南米地域研究学修士号を取得。米国企業やシンクタンク、フランスの国連機関に勤務し、国際協力分野で働く。2010年以降は評伝、旅行記、エッセイの執筆を行う。『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』(幻冬舎)で新田次郎文学賞、『空をゆく巨人』(集英社)で第16回開高健ノンフィクション賞を受賞。ドキュメンタリー映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』の共同監督。
撮影:齋藤陽道

書籍概要

タイトル:『目の見えない白鳥さんとアートを見にいく』
発売日:2021年9月3日
ページ数:336 ページ
判型:四六判ソフトカバー
定価:2,310(10%税込)
ISBN:978-4-7976-7399-9
発行:集英社インターナショナル(発売:集英社)
※視覚障害などを持つ方にテキストデータを提供します。本書奥付をご覧ください。

参考【「2022年 Yahoo!ニュース | 本屋大賞ノンフィクション本大賞」について】
ヤフー株式会社が運営する日本最大級のインターネットニュース配信サービス「Yahoo!ニュース」と、書店員が「面白かった」、「お客様に勧めたい」と思った本への投票で決定する「本屋大賞」が連携した賞。対象作品は、2021年7月~2022年6月の間に、日本語で出版されているノンフィクション作品全般。発行日は奥付に準拠。(新書および海外作品の翻訳本は除く)
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