2021年韓国出版文化賞の受賞作品を日本語に翻訳! 文研出版より『絵で旅する国境』を発売いたします。

2022年12月5日

株式会社 新興出版社啓林館
株式会社新興出版社啓林館(本社:大阪市、代表取締役社長:佐藤諭史)は、児童書の「文研出版」ブランドで『絵で旅する国境』を、本日より全国の書店で発売いたします。


あらすじ
世界には山や海、川で区切られた国境もあれば、陸地で複雑に仕切られた国境があります。人が決める国境は人々の暮らしに大きな影響を与えます。鳥や魚は自由にこえられるけれど、人間は時として簡単にはこえられない、国境。世界中のさまざまな国境のようすを紹介した本書は、インターネットや電波で世界がひとつにつながりつつある現在、あるべき国境のすがたとはなにかを考えさせてくれる。大胆な構図と細やかな筆致で描かれた美しいイラストが、世界の国境をめぐる旅へといざなうユニークな絵本は、韓国の作家・画家コンビが6年の歳月をかけて作り上げた力作である。

編集者より
世界には、国境に高い壁を築いている国もあれば、国境自体をなくした国もあります。険しい山や長い川などの自然が国境となっているところもあります。国境の壁がこわされひとつになった国もあれば、70年をこえてもひとつになれない国もあります。じつにさまざまな国境が存在する一方で、水や空気には国境線など関係ありませんし、インターネットや電波通信により、世界はひとつにつながりつつあります。本書はそんな国境をめぐる世界のありのままを、写実的なイラストで見事に描きだしています。

クドル・作家
国境をこえていったりきたりする旅行人として長くすごし、現在はひとつのところに定着してくらし、文や絵を描いてすごす。手のひらの五本の指のように、同じようだけれどもよく見るとみんなちがう、そういった存在に関心をもっている。本書に掲載することのできなかった国境について考えたことをまとめ、絵本『障壁を越える方法』として自費出版。本書で2021年韓国出版文化賞を受賞。2021年『7人のおばあさんと遊び場』で黄金のトッケビ賞を受賞。

ヘラン・画家
自然や旅行することから創作のヒントをよく得て、見慣れたなにかがふと見慣れない特別なものに思える瞬間をつかまえて作品にしたり、現実とファンタジーをまじえた作品を創作。『国境』はいままで描いてきた作品のなかでもいちばん、長い時間をかけてつくりあげた作品である。

なかやまよしゆき・訳者
高麗大学校民族文化研究所語学堂修了。韓国関連書籍の編集プロダクションを経て、現在はフリーの編集者・DTPオペレーター。著書に『韓国人がよく使うスラング・口語表現』『韓国人の思考方式を知るケーススタディ&フレーズ55』 (以上アルク)、『聴ける! 読める! 書ける! 話せる! 韓国語初歩の初歩』(高橋書店)、共著に『韓国歴史散歩』(河出書房新社)など。

商品情報
『絵で旅する国境』
対象:小学校低学年から
判型:A4変型判
本体価格:2500円
ISBN:978-4-580-88734-3
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