日本にいながらできる国際協力「絵本を届ける運動」翻訳絵本制作セットがリニューアル おとなから子どもまで、アジアの言葉と暮らしが楽しく学べる 

2023年1月5日

公益社団法人シャンティ国際ボランティア会
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(所在地 東京都新宿区/会長 若林恭英/以下シャンティ)が取り組む、アジア各国へ翻訳絵本を送る「絵本を届ける運動」の制作キットが、おとなから子どもまでアジアの言葉とくらしを楽しく学べる内容に、2023年からリニューアルいたします。

楽しく学びながら、より身近にアジアの国を感じられるように
「絵本を届ける運動」は1999年からシャンティが開始した取り組みで、絵本が足りないアジアの国々へ、日本の絵本に現地の言葉に翻訳したシールを貼った「翻訳絵本」を届ける運動です。日本にいながら、おとなから子どもまで気軽に取り組める国際協力として、多くの個人・企業・団体にご参加いただき、2021年末時点でシャンティが活動地へ届けた翻訳絵本の数はのべ362,717冊になりました。これまでも参加いただいた皆さまから「知らない言語と触れる貴重な機会になった」「自分にできることは何か考える時間になった」といった声をいただくことがあり、「絵本を届ける運動」を通じてより世界や国際協力を身近に感じられる機会の創出や、異文化理解の促進を目指し、今回のリニューアルに至りました。

さまざまな言葉と文化を一度に学べる「参加のしおり」を新たに追加

「絵本を届ける運動」に申し込んでいただくと、絵本のほか、「翻訳シール」や「あいうえお表」など、必要なものがまとまった制作セットがお手元に届きます。今回のリニューアルでは、この制作セットに「参加のしおり」を新たに追加し、「参加のしおり」はつくり方だけでなく、絵本を届ける先の言葉と暮らしを学ぶことができる内容になりました。
これまでの制作セット例

リニューアル後の制作セット例
「参加のしおり」クメール語

「参加のしおり」の特徴
1.国ごとではなく、言語ごとに学べる
世界にはあらゆる民族が生活し、それぞれの言語でコミュニケーションし、文化を継承しています。シャンティでは長年、目の前の人の尊厳と文化を大切にし、教育文化支援活動に取り組んできたことから、文化に色濃く関係する言語ごとにまとめました。

2.共通点と違いから異文化理解を促進
言語ごとに歴史的背景や政治・経済、教育を取り巻く環境のほか、暮らしについての情報を知ることができます。共通点や違いを見つけながら、異文化理解が促進されることを目指しています。

<絵本を届ける運動について>
シャンティは厳しい環境で暮らす子どもたちにも、知らない世界を知るドキドキ、時間を忘れて夢中になる楽しさ、たくさんの物語や言葉を知る喜びに出会ってほしいと願い、1999年から絵本が不足している地域に日本から翻訳絵本を届けています。翻訳絵本を通して子どもたちは、厳しい環境に立ち向かうための生きる力を身につけ、未来を切り拓く力を育みます。
絵本を届ける運動ページURL https://sva.or.jp/ehon/

▼これまでに「絵本を届ける運動」を通じて届けた絵本総数


写真中の絵本:
『ぐりとぐら』作:中川李枝子、絵:大村百合子、福音館書店
『おおきなかぶ』再話:A. トルストイ、訳:内田莉莎子、画:佐藤忠良、福音館書店
『はらぺこあおむし』作:エリック=カール、訳:もりひさし、偕成社
『わたしのワンピース』著者:西巻茅子、こぐま社
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