Taylor&Francis Japan合同会社
オープンアクセス論文の出版を促進
国立大学法人東京工業大学(以下、東京工業大学)とTaylor & Francis Group(以下、Taylor & Francis)は、オープンアクセス論文の出版を促進するため、2023年1月から3年間の電子ジャーナル転換契約を締結しました。
2023年2月8日
東京工業大学
Taylor & Francis Group
国立大学法人東京工業大学(以下、東京工業大学)とTaylor & Francis Group(以下、Taylor & Francis)は、オープンアクセス論文の出版を促進するため、2023年1月から3年間の電子ジャーナル転換契約を締結しました。
本転換契約では、ジャーナル購読費とTaylor & FrancisおよびRoutledge のOpen Select(ハイブリッド)ジャーナルで論文をオープンアクセス出版する際のArticle Publishing Charge(論文掲載料、以下APC)を定めています。
この転換契約により、東京工業大学は購読している全てのTaylor & Francisのジャーナルへのアクセスが保証されることに加え、同大に所属の研究者は、同社のジャーナルで論文をオープンアクセス化する際のAPCの個人負担が大きく減少することとなり、同大からの論文出版数の増加が期待されます。
東京工業大学附属図書館は、大学図書館コンソーシアム連合(Japan Alliance of University Library Consortia for E-Resources : JUSTICE)の会員館として、同コンソーシアムが合意したRead & Publish提案に参加する最初の機関となります。
東京工業大学附属図書館長の山田明教授 コメント
「今回、伝統あるTaylor & Francis社と転換契約の合意に至り大変嬉しく思っております。オープンアクセス出版の世界的な潮流の中、本学でも研究の発信力を高めるべく積極的に転換契約を進めているところです。今回の契約により、本学の研究成果、特に若手研究者の研究のヴィジビリティが高まることを大いに期待しております。」
Taylor & Francis本部長およびアジア太平洋地域Commercial LeadのIan Jonesコメント
「アジア太平洋地域の研究機関との最初のRead & Publish契約の合意が東京工業大学となったことは大変喜ばしいです。東京工業大学は最先端の研究を行っていることで知られており、今回の転換契約により、同大の研究成果のインパクトがさらに広がっていくことを期待しています。」
東京工業大学について
東京工業大学は、創立から140年を越える歴史をもつ国立大学であり、2018年3月には指定国立大学法人の指定を受けた理工系総合大学です。大岡山、すずかけ台、田町の3つのキャンパスに学士課程約5,000人、大学院課程約5,500人の学生が学び、うち、約1,800名が海外からの留学生です。学生の教育研究を支えるのは約1,100人の教員と約600人の職員です。
21世紀に入り、理工系大学の役割はますます重要になっています。東京工業大学は、科学技術分野におけるグローバルリーダーを育成し、世界を舞台に科学技術の分野で活躍できる人材の輩出と地球規模で人々の課題を解決する研究成果によって社会に貢献し、長期目標である「世界最高峰の理工系総合大学」の実現を目指します。
Taylor & Francisについて
Taylor & Francisは、世界中の研究者、学術団体、大学、図書館と提携し、最新の学術的思考や発見を共有し、その更なる発展をサポートしています。学術ジャーナル、書籍、電子ブック、参考文献の世界有数の出版社として、人文科学、社会科学、行動科学、科学、テクノロジー、医学の全分野を網羅しています。
Taylor & Francisでは、オックスフォード、ニューヨーク、フィラデルフィア、ボカラトン、メルボルン、シンガポール、北京、東京、ケープタウン、ニューデリーなど、世界各地で編集者、学会、著者に向けて、地域に根ざした専門知識とサポートを提供し、さらに、図書館関係者には、個別のニーズに沿った顧客サービスを提供しています。
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