株式会社 東京創元社
多くの作家・書店員から絶賛を博した注目作家の傑作短編集がついに文庫化!
三省堂書店では特別書き下ろしの掌編が読めるキャンペーンを開催!
■多くの絶賛を博した注目作家の傑作が待望の文庫化
注目の若手作家・櫻田智也の傑作ミステリ『蟬かえる』がついに文庫化されます。
今作は昆虫を愛する心優しい青年・魞沢泉(エリサワ・セン)が旅先で遭遇する事件を描いた連作ミステリ。事件にまつわる人間ドラマと、切れ味の良い本格ミステリが楽しめるシリーズの第2弾です。
2020年、単行本刊行時に反響を呼び、翌21年に第74回日本推理作家協会賞と第21回本格ミステリ大賞受賞を受賞。この栄えあるミステリの賞を同時に受賞した小説は『ミステリ・オペラ』(山田 正紀)、『葉桜の季節に君を想うということ』(歌野晶午)、『隻眼の少女』(麻耶雄嵩)の3作しかなく、また、多くの作家や書店員から絶賛の声が集まったことから、大きな注目を集めました。
ミステリとしても純粋に小説としても本当に素晴らしい作品です……。
――相沢沙呼氏
いま一番求めてた短編ミステリを読ませてもらえた、そんな感じです。
――青崎有吾氏
ミステリの枠の中を闊達に駆け抜けた、作者の自由なすがすがしさ。いい作品集だと思う。
――辻真先氏
傑作です。こんな作品を書ける大人になりたい。
――結城真一郎氏
ミステリとしての結構が良くて、人と人のかかわりがものがなしい。いいミステリを読みました。
――米澤穂信氏
■三省堂書店では『蟬かえる』応援キャンペーンを開催
『蟬かえる』の文庫化にあたり、三省堂書店では応援キャンペーンが開催されます。
三省堂書店池袋本店・名古屋本店の2店舗では、オリジナルのフリーペーパーを作成し配布いたします。著者や作品の紹介のほかに、スタッフの応援コメントや著者とのQ&Aなど、充実した内容になっています。
また、三省堂書店で『サーチライトと誘蛾灯』『蟬かえる』(ともに櫻田智也著、創元推理文庫)を購入したお客様を対象に、特別書下ろし掌編『ミツバチと押し花』を公開。こちらは購入した際に発行されるレシートに印字されたQRコードからお楽しみいただけます。ここでしか読めない限定掌編、どうぞお見逃しなく!
※特典の掌編は3月9日(木)までの公開となっております。
■シリーズ新作は『紙魚の手帖』で好評連載中
『サーチライトと誘蛾灯』『蟬かえる』に続く魞沢泉のシリーズは、『紙魚の手帖』創刊号から新作の連載を開始。これまでVol.01に「白が揺れた」、Vol.04に「赤の追憶」、Vol.07に「黒のレプリカ」の3編が掲載され、さらなる続編や単行本化が待望されています。
ファンを獲得し続ける魞沢泉シリーズと傑作『蟬かえる』、ならびにミステリ界注目の俊英・櫻田智也にぜひご期待ください!
■書誌情報
蟬かえる
櫻田智也
レーベル創元推理文庫
ページ数:304ページ
ISBN:978-4-488-42422-0
Cコード:C0193
定価:814円(税込)
装画:河合真維
装幀:長崎綾(next door design)
内容紹介:
全国各地を旅する昆虫好きの心優しい青年・魞沢泉(エリサワ・セン)彼が解く事件の真相は、いつだって人間の悲しみや愛おしさを秘めていた──。16年前、災害ボランティアの青年が目撃したのは、行方不明の少女の幽霊だったのか? 魞沢が意外な真相を語る表題作など5編を収録。注目の若手実力派が贈る、第74回日本推理作家協会賞と第21回本格ミステリ大賞を受賞した、連作ミステリ第2弾。著者あとがき(単行本版、文庫版)=櫻田智也/解説=法月綸太郎
■著者プロフィール
櫻田智也
(サクラダトモヤ )
1977年北海道生まれ。埼玉大学大学院修士課程修了。2013年「サーチライトと誘蛾灯」で第10回ミステリーズ!新人賞を受賞。17年、受賞作を表題作にした連作短編集でデビュー。18年、同書収録の「火事と標本」が第71回日本推理作家協会賞候補になった。21年、『蟬かえる』で第74回日本推理作家協会賞と第21回本格ミステリ大賞を受賞。
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