文京区立森鴎外記念館
明治・大正を生きた森鴎外の「食体験」に迫る特別展を開催!
食生活は、時代や地域、環境、個人の好みによって異なりますが、今も昔も私たちにとって欠かせないものです。
遠い存在に思える鴎外を「食」を通して身近に感じてみませんか。
春の特別展は、明治・大正期を生きた文豪・森鴎外(1862~1922)が、近代化によって食文化が次第に変わっていく時代に、どのような食生活を送っていたのかに迫ります。
鴎外は、食への強いこだわりこそありませんでしたが、医学者として食を重んじたのはもちろんのこと、知的探求心から食文化に関心を寄せていました。食をとおして鴎外を見つめると、家族を大事にする姿、質素な暮らしを好む性格、宴席に垣間見える幅広い人物交流、官吏として出席した御陪食、自身が訪れた料理店を舞台にした作品など、その人柄や嗜好、業績まで横断的に見渡すことができます。多くの皆さまへのご紹介とご観覧をよろしくお願いいたします。
展覧会概要
-鴎外の「食」に関する言及を、鴎外の日記や書簡、作品、家族の回想などからご紹介します
第一章 森家の食卓
森家の普段の食生活を、当時の食文化を交えながら展覧し、森家の暮らしの思い出などを紹介します。
第二章 鴎外の外食
家族や友人たちと訪れた店、公務で訪れた料理店。そこで繰り広げられた家族団らんの様子や文化的交流、そして鴎外が出席した御陪食にも着目します。
※ その他、食の文化史、観潮楼周辺のグルメマップ、鷗外が通った料理店なども紹介します。
展覧会メイン画像
□広報参考画像 鴎外が本膳料理の献立、食事作法を書き写した自筆・彩色写本『膳部之事』(以下2点)
東京大学総合図書館蔵
与謝野寛渡欧送別会(明治44年11月4日)鴎外は前列左から4番目、公私にわたり利用した上野精養軒にて 館蔵
鴎外筆森於菟宛葉書(明治37年12月18日)
戦地に赴いた鴎外に家族が送った物資(ウィスキー、マシュマロ、煙草)の文字が読み取れる。
□展覧会名 春の特別展「鴎外の食」
□会期 2023年4月8日(土)~ 7月9日(日)
□主催 文京区立森鴎外記念館
□協力(公財)味の素食の文化センター、東京大学総合図書館ほか
□会場 文京区立森鴎外記念館 展示室1・2
□休館日 4/25(火)5/22(月)5/23(火)6/26(月)6/27(火)
□開館時間 10時~18時(最終入館17時30分)
□観覧料 600円(20名以上の団体480円)
□監修 山崎一穎(跡見学園女子大学名誉教授、森鷗外記念会顧問)
江原絢子(東京家政学院大学名誉教授)
□展示関連講演会1 文京区をめぐる作家の<食>と文学ー大本泉(仙台白百合女子大学教授)
6月10日(土)14:00~15:30
□展示関連講演会2 演題未定-東四柳祥子(梅花女子大学教授) ※その他の展覧会関連イベントについては、順次当館HPにてお知らせいたします。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ