アストラハウス
【著者】イ・コンニム 【翻訳】矢島暁子 ※『アーモンド』(2020年本屋大賞翻訳小説部門第一位受賞)『三十の反撃』(2022年同賞受賞)の翻訳者
韓国で10万部を超える大ベストセラー! ドラマ化進行中
“あの日”何があったの? 死んだあの子と“私”に……
校舎裏で殺された女子生徒、容疑者は“親友”とされる一人の少女。
食い違う18の証言、やがて浮かび上がる戦慄の真実。
主人公は高校一年生の女の子、ジュヨン。ある日校舎の裏で親友のソウン
が死体となって発見され、警察から容疑者として取り調べを受けることに
なる。昨日の放課後、ソウンと大げんかをしたのは確かだが、記憶は途中
からすっぽりと抜け落ち、殺人の記憶はない。
裕福な家庭で何不自由なく育ち、誰からも羨まれるジュヨン。一方、貧し
い家庭で育ち、学校ではあまり目立たなかったソウン。性格も周囲の評価
も正反対だが、他の誰も間に入り込めないような親友だった。物語は、勾
留されたジュヨンの心の声と、周囲の人たちの証言を交互に綴っていく。
当初バラバラに見えた「真実」をめぐる証言は、ある方向に集約していく
のだが……。
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