村上春樹の新作『街とその不確かな壁』重版決定、累計35万部!

2023年4月19日

株式会社新潮社
待望の新作長編『街とその不確かな壁』に、発売6日目で5万部の重版が決定しました。前作『騎士団長殺し』以来6年ぶり、1200枚に及ぶ長編小説です。気鋭の版画家タダジュンの装画も話題です。
40年間の封印を解いて書かれたこの小説に、いま世代を超え、幅広い層の読者に静かな共感が広がっています。

4月13日に発売された『街とその不確かな壁』

村上春樹の<秘密の場所>へ――
十七歳と十六歳の夏の夕暮れ。川面を風が静かに吹き抜けていく。彼女の細い指は、私の指に何かをこっそり語りかける。何か大事な、言葉にはできないことを……高い壁と望楼、図書館の暗闇、古い夢、きみの面影。自分の居場所はいったいどこにあるのだろう。

<古い夢>が奥まった書庫でひもとかれ、呼び覚まされるように、封印された「物語」が静かに動き出す。

村上春樹さんからのメッセージ

<著者紹介>
村上春樹(むらかみ・はるき)

1949(昭和24)年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。1979年『風の歌を聴け』(群像新人文学賞)でデビュー。主な長編小説に、『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ノルウェイの森』、『国境の南、太陽の西』、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『海辺のカフカ』(世界幻想文学大賞、ニューヨーク・タイムズThe 10 Best Books of 2005)、『アフターダーク』、『1Q84』(毎日出版文化賞)、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』、『騎士団長殺し』(第1部 顕れるイデア編、第2部 遷ろうメタファー編)がある。『神の子どもたちはみな踊る』、『東京奇譚集』などの短編小説集、『村上春樹 雑文集』『ポートレイト・イン・ジャズ』等のエッセイ集、『辺境・近境』等の紀行文、カーヴァー、サリンジャー、カポーティ、フィッツジェラルド、マッカラーズの翻訳作品など著書・訳書多数。海外での文学賞受賞も多く、2006年フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、2009年エルサレム賞、スペイン芸術文学勲章、2011年カタルーニャ国際賞、2014年ヴェルト文学賞、2016年ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞、2022年チノ・デルドゥカ世界賞(フランス)を受賞。

特設サイト https://www.shinchosha.co.jp/special/hm/
村上春樹 Haruki Murakami 新潮社公式サイト https://www.shinchosha.co.jp/harukimurakami/

<書籍データ>
【タイトル】街とその不確かな壁
【著者名】村上春樹
【発売日】2023年4月13日
【造本】厚表紙丸背カバー
【定価】2970円(税込)
【ISBN】978-4-10-353437-2
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