株式会社世界文化ホールディングス
世界文化社は、「あまがえる」を題材に生物の”いのちの輝き”をみずみずしく描いた人気絵本シリーズ最新刊『あまがえるの たんじょう』を、4月27日に発売いたします。本書は、小学館児童出版文化賞受賞作家・たてのひろしが原作を手掛け、生物画家・かわしまはるこが絵を担当した絵本三部作の最後の物語です。
誰もが一目ぼれした”いのちの絵本”「3匹のあまがえる」シリーズ
シリーズ一作目である『あまがえるの かくれんぼ』(2019年5月刊)は、当初幼稚園や保育園でしか購入できないソフトカバーの直販絵本として出版されました。しかし、非売品として書店店頭に展示されるやいなや、市販化を望む多くの声が寄せられ、ハードカバーとして新たに出版された作品です。
あまがえるたちの「成長」をみずみずしく描いた絵本として、新聞書評やテレビ・ラジオなどメディアでも話題となり、物語のその後を描いた第二作『あまがえるの ぼうけん』が2021年4月に刊行。人気シリーズとなり、さらなる続編が待ち望まれていました。そして、2年の時を経て、ついにシリーズ最終章となる『あまがえるの たんじょう』がこの度刊行されることとなりました。
「今を生きていく。」たてのさんが現代の子どもたちに贈りたかった”成長の物語”
成長することへの戸惑いや喜び、今日という日を懸命に生きていくしたたかさ…。美しくも厳しい自然の中で、「今を生きる」あまがえるたちの成長を綴ってきたたてのさんが、シリーズの最後に選んだテーマは「誕生」です。シリーズに登場する3匹のあまがえるたちの、「誕生」から「出会い」までを描いた本作。たてのさんは、あとがきの中でこう綴っています。
産卵・孵化の様子から、おたまじゃくしがあまがえるに成長するまでの過程やドラマを丁寧に描写。その後の物語へと繋がっていく、3匹のかえるたちの出会いまでを描きます。
「いのちの輝き」を描くため、雨の日も晴れの日も、朝も夜も通った”かえるの水田”
シリーズの絵を担当した生物画家・かわしまはるこさんは、約10年あまがえるを飼育し、水槽での観察を続けてきました。本作の制作では、埼玉県飯能市でのフィールド取材に特に注力し、あまがえるの生息する水田へ昼夜問わず通ったといいます。特に、おたまじゃくしがかえるに成長するまでの「水の中」でのドラマは、飼育下と自然環境下では様子が異なるため、水中にカメラを入れて生き物たちの行動を記録するなど苦心したそうです。かわしまさんが描く、生命感あふれる自然描写といきものたちの豊かな表情にぜひご注目下さい。
著者プロフィール
作●たてのひろし(舘野 鴻)
1968年、神奈川県生まれ。絵本作家・生物画家。幼少期より、熊田千佳慕氏に師事。美しい細密画で多く
の人々を魅了している。2017年、『つちはんみょう』(偕成社)で小学館児童出版文化賞を受賞。絵本に『しでむし』『ぎふちょう』『がろあむし』(偕成社)、『ねことことり』(世界文化社)など、読み物に『ソロ沼のものがたり』(岩波書店)がある。
絵●かわしまはるこ
1967年、埼玉県生まれ。生物画家。2006年より舘野鴻氏に師事し、昆虫や植物などの観察法や生物画を本
格的に学ぶ。絵本に『あまがえるのかくれんぼ』(世界文化社)、『いしがきのすきまに』(福音館書店)、挿絵に『野鳥が集まる庭をつくろう』『世界の美しき鳥の羽根』(誠文堂新光社)などがある。10年以上、あまがえるの飼育と観察を続けている。
刊行情報『あまがえるの たんじょう』
『あまがえるの たんじょう』
■発売日:2023年4月27日(木)
■定価 :1,540円(税込)
■発行 :株式会社世界文化ブックス
■発行・発売:株式会社世界文化社
https://www.amazon.co.jp/dp/4418238174
関連書籍『あまがえるの かくれんぼ』
『あまがえるのかくれんぼ』
■発売日:2019年5月9日(木)
■定価:1,320円(税込)
■発行 :株式会社世界文化ブックス
■発行・発売:株式会社世界文化社
https://www.amazon.co.jp/dp/4418198083
関連書籍『あまがえるの ぼうけん』
『あまがえるの ぼうけん』
■発売日:2021年4月24日(土)
■定価 :1,430円(税込)
■発行 :株式会社世界文化ブックス
■発行・発売:株式会社世界文化社
https://www.amazon.co.jp/dp/4418208151
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