大日本印刷と毎日新聞社 企業・団体などの年史制作で協業

2023年5月16日

大日本印刷株式会社
コロナ禍での取り組みの記録集を医療法人向けに制作開始

大日本印刷株式会社(DNP)と、総合的なマーケティング施策を支援するグループ会社の株式会社DNPコミュニケーションデザイン(DCD)は今回、株式会社毎日新聞社と、企業・団体等の年史や記念誌等の制作に共同で取り組むことについて基本合意しました。
その第一弾として両社は、医療法人等に対して、コロナ禍の多様な課題にいかに対応したかといった知見などを後世に残す「コロナ記録集」制作の提案を5月15日(月)に開始します。

【両社協業の背景】
企業や団体等が自らの歴史を描き出す社史・年史等は、理念の継承や次代の成長等にも役立つ重要な情報資産となります。その制作に当たっては、膨大な情報の収集・整理や原稿の執筆・編集など、多大な労力と長い制作期間がかかるという課題がありました。こうした課題に対して今回、DNPグループの多くの社史・年史等の制作実績に基づく企画編集力等の強みと、毎日新聞社の経験豊富な編集人材や膨大な報道記事・写真等の強みを掛け合わせることで、制作負荷やコスト等を削減しながら、信頼性と品質の高い社史・年史・記念誌等の制作を実現していきます。

【「コロナ記録集」について】
DNPグループと毎日新聞社は、新型コロナウイルスの世界的流行がもたらした社会インフラの混乱等の課題や、それらの課題への対応を記録に残すことが、次のパンデミックへの備えとして重要であると考えました。そこで両社が共同で、各病院や医療法人等に「コロナ記録集」の制作を提案していくこととしました。
この「コロナ記録集」は3章構成で、毎日新聞社が全体を監修します。第1章「世の中の動き編(総論)」として、コロナ禍の社会的な動向などを用意しておき、第2章「病院の記録編(各論)」と第3章「年表」は、フォーマット化した項目に沿って、各病院・医療法人等の情報をまとめていくパッケージプランとして提供します。
コロナ記録集「世の中の動き編」の紙面イメージ
○第1章「世の中の動き編(総論)」: 毎日新聞社が保有する情報や写真で構成し、新型コロナウイルスの第1波から、その後の経緯や、国内外の社会動向までを記録します。
○第2章「病院の記録編(各論)」: 各病院・医療法人の個別の状況を記録します。新型コロナウイルス感染患者の受け入れ状況や資材調達の手段・動線確保・自治体との連携など、それぞれの対応方法や課題等について、フォーマットに沿ってDCDが制作します。
○第3章「年表」: コロナ禍での出来事や各病院・医療法人の対応について、時系列で編集します。

【年史・記念誌等の制作における両社の強み】
○DNPグループ: 企業・団体等の社史・年史に関して、半世紀以上にわたり3,000冊以上を制作してきた経験・ノウハウ実績があります。
*DNP年史編纂コンサルティングについて https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/10161115_1567.html
○毎日新聞社: 現存する日刊紙の中で最も長い150年の歴史に基づいた、取材経験豊かな人材と日本最大規模の写真データベース「毎日フォトバンク」を保有しています。
*毎日新聞社「毎日フォトバンク」について https://photobank.mainichi.co.jp/

【今後の展開】
DNPグループと毎日新聞社は、全国の病院や医療法人向けに、「コロナ記録集」を含めた年史・記念誌等の制作の提案を強化して、2024年度までに50法人での採用を目指します。

大日本印刷株式会社 本社:東京都新宿区 代表取締役社長:北島義斉
株式会社DNPコミュニケーションデザイン 本社:東京都新宿区 代表取締役社長:久保田哲
株式会社毎日新聞社 本社:東京都千代田区 代表取締役社長:松木健

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