日仏の老舗出版社が業務提携を発表

2024年7月5日
株式会社講談社
株式会社 講談社とHachette グループ傘下のCalmann-Levy社の新しい日仏コラボレーション






株式会社 講談社は、フランスのHachetteグループ傘下のCalmann-Levy社と出版パートナーシップを結ぶことを決定しました。この提携関係は、弊社から刊行される海外翻訳小説の拡充、ならびにCalmann-Levy社におけるアジア文学の発展を企図したものであります。

講談社は、1909年の創業以来、幅広いコンテンツを世界中の読者に提供しております。これまでも欧米・中国を中心に海外事業の拡大を進めて参りましたが、2024年6月より新たにグローバル統括室を発足し、ライセンスビジネスに留まらない、編集および営業業務のグローバル化を推進しております。

世界中に200以上のレーベルを持ち、フランスでシェア第1位、世界で第3位のHachette Livre Groupの傘下でもあるCalmann-Levy社と協力し、より一層フランス語圏との交流を深めて参りたいと思います。

Calmann-Levy社 CEOのフィリップ・ロビネ氏のコメント:
「1836年の創業以来、カルマン・レヴィは常に世界中の文学を紹介してきました。私たちの世界を共有することが私たちの存在意義であり、素晴らしい日本の出版社である講談社と新たな関係を築けることを嬉しく思っています。」

講談社 グローバル統括室長・高見洋平のコメント:
「この新しいコラボレーションを発表できることを大変嬉しく思います。フランスと日本の文学的情熱の間に深い共鳴があることを認識し、文学を通じた交流を促進することによって、お互いの文化がさらに豊かなものとなることを確信しています。」

―直近の相互の刊行ラインアップ(予定)- 
講談社は Cecile Tlili著『Un simple dîner』と Cecile Pivot著『Les Lettres d'Esther』をそれぞれ2025年と2026年に刊行予定。カルマン・レヴィ社にとって、柚木麻子の仏語訳2作目となる『オール・ノット』(講談社刊)が2025年に出版予定。


Calmann-Levy(カルマン・レヴィ社)について
Calmann-Levyは、1836年に設立されたフランスで最も権威ある出版社のひとつです。バルザック、デュマ、フローベール、ユーゴー、スタンダールなどの名著を抱え、20世紀には「アンネ・フランクの日記」をはじめとするエッセイやノンフィクションも精力的に出版。今日もギヨーム・ムッソ、マイケル・コネリーなどの海外小説含む、さまざまな分野の作品を出版しています。


講談社(KODANSHA)について
株式会社講談社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:野間省伸)は、1909年の創業以来「おもしろくて、ためになる」を社の方針として、雑誌、コミック、書籍シリーズなどあらゆるジャンルの出版物を展開してきました。さらに世界中の人々に向けて”Inspire Impossible Stories”をブランドパーパスとして掲げ、作り手と読者・ユーザーの両者に新たな発見や創造性を提供し(=Inspire)、あり得ない、みたこともないような(=Impossible)物語(=Stories)を生み出し続けることで、さまざまなコンテンツを発信しています。詳細については、 https://www.kodansha.com/jp/ をご覧ください。
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